血統ビームでお馴染みの亀谷敬正が中山金杯のポイントを、調教捜査官・井内利彰が京都金杯の調教傾向を伝授!
中山金杯 亀谷敬正チェック
過去5年(東京を除く)の中山金杯を4人気以下で馬券対象になった馬はのべ8頭。この8頭の傾向を分析する。
◆ポイント
・父が大系統ノーザンダンサー系か、ネヴァーベンド系
・近走条件戦出走馬、重賞(OPも含む)の馬は1800m競走で追い込んで5〜9着ぐらいで届かずの馬
◆血統傾向
ネヴァーベンド系は3連対だが、いずれもパラダイスクリーク産駒のアサカディフィート。大系統ノーザンダンサー系が4頭の馬券対象馬を出している。対照的ににSS系の馬券対象馬は1頭。馬券対象馬8頭のうち、7頭は父が欧州型。父系は欧州型、なかでも大系統ノーザンダンサー系を狙いたい。母父もネヴァーベンド系が2頭馬券対象馬を出しており、アサカディフィートだけではなく相性が良い。大系統ノーザンダンサー系も2頭。やはり欧州色が強い。
◆近走傾向
近走のレースを見ると、条件戦出走馬が多く、しかも条件戦すら負けている馬が突然激走するケースが目立つ。欧州型のスタミナ血統馬は、スピードが不足しているために、条件戦ではスタミナを開花させづらい。むしろスタミナが要求されて、なおかつハンデも軽くなる中山金杯で眠っていたスタミナを開花させることができるわけだ。
また、前走OP、重賞の馬は1800m競走で追い込んで5〜9着ぐらいで届かず、といったパターンが多い。これも12月の1800m戦よりも、馬場も距離もスタミナが要求される2000mでスタミナが開花するのだろう。
※競馬総合チャンネルでは、京都金杯のチェックポイントも掲載中です!
- 亀谷敬正プロフィール
- 血統馬券予想理論「血統ビーム」の提唱者。ブラッドバイアス、大系統、小系統などの血統予想用語、概念の作者でもある。競馬総合チャンネルでは、週末のメインレースを分析する「血統ビーム的見解」に加え、全レースの血統カラーリング機能を搭載した「ケータイ血統ビーム新聞」をリリース。
京都金杯 調教捜査官・井内利彰の視点
一昨年2着のニューベリー、昨年の勝者マイネルスケルツィ。ともに坂路で軽く乗って好時計が出るような逃げ先行馬でした。年明け早々の競馬、開幕週の京都ということで、やはり先行でき、速力のある馬が有利になるということでしょう。
まして2007年の5回阪神最終週は差し追込が決まる競馬が続きました。ファイナルSはその典型です。この残像が騎手の脳裏にあれば、確実に競馬は落ち着きます。栗東坂路の場合であれば、馬ナリで52秒くらいが目安です。
そして馬体重ですが、どうしても馬ナリでしか追っていないのでプラス体重になることが多いのですが、6キロ程度の増加までなら問題ないと思います。また過去5年15頭の3着以内馬はすべて馬体重の増加が8キロ以内で収まっています。調教だけでなく馬体重にも注意を払っていただきたいのが京都金杯です。
【注目馬分析】
- ・アドマイヤオーラ
- 休養明けの前走は見せ場たっぷりの競馬。ただ松田博厩舎の馬の好走が目立った阪神芝だったので、馬場適性が好走を手助けしたともいえます。まだまだ完調とは言えない状態なので、年末にDW6Fで82秒を切り、併せ馬で大きく先着するようなハードな内容で急上昇が欲しいところです。
- ・エイシンデピュティ
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坂路では軽く51秒台が出る馬。それだけに距離は1800mよりも1600mの方がパフォーマンスが上がるはずです。注意点としては連戦の疲れ。普段から調教量の多い馬なので、中間に4本以上は坂路調教が欲しいところ。追い切り時計も52秒が目安です。
- ・エイシンドーバー
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休養明けを叩いて良化していると思った前走でしたが、思ったよりも弾けませんでした。やはりまだ完調ではなかったということでしょう。直前の追い切りは馬ナリで51秒台。京王杯1着時がこの動きだったのでひとつの目安になるでしょう。また昨年2着時はトラックを併用していたのでそれがあればベスト。
- ・イクスキューズ
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前走は一杯系が有利な馬場で苦戦しただけ。決して古馬牡馬と力差があるとは思えません。前走の坂路追い切りで50秒台を出したように速力は十分。馬ナリ系が好走できる馬場になれば一変可能。先行できる脚質も文句ありません。間隔も詰まるので坂路で軽く52秒台の時計を1本出せれば勝負になります。
- ・ディアデラノビア
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前走は角居厩舎必勝の3頭併せ大外先着の調教。これ以上ない調教パターンでした。もちろん今回も同様の調教内容が理想ですし、前走より緩めた内容になると距離短縮の今回は置かれて後方からの競馬になる可能性が大。人気の一角ですが、最終追い切りまで目が離せない一頭です。
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- 井内利彰プロフィール
- 競馬予想TV!(フジテレビ739)でお馴染みの調教捜査官。調教主体や厩舎取材の予想を提供中。競馬総合チャンネルでは、週末の重賞レースを調教で分析する「今週の調教Gメン」(毎週水曜日)、土曜日のレース結果から日曜日の調教的狙い馬を推奨する「速報!調教Gメン」を執筆中。