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須田鷹雄が選ぶ07年競馬ニュース ベスト10

馬インフルエンザ、地方競馬存続問題、64年ぶりの牝馬による日本ダービー制覇などさまざまな出来事があった07年の競馬界。競馬評論家&お笑い競馬ライターの須田鷹雄氏がnetkeibaニュースを厳選して一年を総括します!

ジョッキーマスターズ、河内洋騎手が優勝

 2007年の競馬でなにが一番楽しかったかと言われたら、迷わずこれと答える。パドックの前からそわそわする名騎手たち、演出に一役買った現役騎手、GI以上の盛り上がりで迎えたお客さん…夢のようなイベントだった。

ディラントーマスがジャパンC回避

 凱旋門賞の現場で見たディラントーマスは堂々たる欧州チャンプだったが、その後の同馬はネタの宝庫。日本と香港の競馬ファンを最初大興奮させておいて、その後に大オチをぶつけてきた。日本で走らずこれだけ記憶に残る馬も珍しい。

名馬ジョンヘンリー、32歳で死す

 毎年名馬の訃報にはたくさん接することになるが、2007年で印象深いのはこれ。労働者に例えられたタフな走りぶりは基礎体力を鍛えていたのか、32歳という長寿を実現した。私が競馬を見始めたときにはもう堂々たる大スターだった。

ばんえいエキシビション、安藤勝己騎手が優勝

 このレースのさりげない見どころは、横山典弘騎手=メジロの勝負服とタッグを組んだ安部憲二騎手の勝負服がお揃いになったところ。

内田利雄騎手、マカオ重賞初制覇

 マカオギニーも勝って大活躍。丸野騎手もマカオに行ったり、倉兼騎手が韓国に行ったり、日本人の本格的遠征も当たり前になってきた。

 netkeiba.comもこの2記事のあたりで両馬の連敗ニュース更新を断念。旭川開催中のエリザベスクィーンなんて、週一の記録更新だもの。

西城秀樹ライブが延期/金沢競馬

 馬インフルエンザという2007年最大のニュースを伝えるにあたって、どの記事を引用するべきか悩んだあげくこれにしてみた。

18億円馬の初陣は3着

 18億円馬、その後は4着2回。そのうちクレーミングレースに出てきたらネタにすべく買ってみようかなどと考えてしまう。

ソンナノカンケーネ、デビュー戦は6着

 ごく普通のムーンバラッド産駒にこの名前を付けるだけで付加価値というものが生まれるという事実になんだか感心してしまう。

史上初、女性騎手のトレーディングカードが登場

 欲しくないというわけではないが、ものすごく欲しいかと言われるとそうも言えない、なんとも微妙なニュアンスでござる。

「須田鷹雄全公営競技場踏破記念」開催決定

 年末になって決まりました。2008年1月27日(日)、福山競馬場で私の全公営競技場踏破記念をかねてなにか催しをやります。ぜひご来場を。

須田鷹雄 2007年のおもいで

 2007年は馬インフルエンザ騒動に止まぬ地方競馬存廃論議など、ネガティヴなニュースの多い年だった。ガチで選ぶと暗くなりがちなので、今回の10個はネタとしてのイジりやすさを重視。相変わらずトンネルの先が見えない競馬界だが、ばんえいの存続やジョッキーマスターズの実現など、意欲のある人たちが成果をあげつつあるのは僅かな救い。2008年以降は、名前や肩書きではなく、気持ちのある競馬人と付き合っていきたいと思う。

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選者プロフィール

須田鷹雄

1970年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。大学在学中に別冊宝島「競馬ダントツ読本」でデビュー。以後、競馬雑誌の急増を受けて競馬ライターとしての活動をはじめる。平成6年、JR東日本に就職し、西船橋駅に配属。平成8年、JR東日本を退社し、本格的にライター業をスタートさせる。「競馬総合チャンネル」「netkeiba.com」や新聞・雑誌などで精力的な執筆活動を続ける傍ら、『ドラマチック競馬』などテレビ番組にも多数出演。また、(ペーパーオーナーゲーム)の達人としても知られている。

編集後記

有馬記念が行われる25分前の阪神競馬場。そこにはサムソンを「円満」に譲ったと伝えられる石橋守騎手の姿がありました。11R、12Rと乗り鞍がない石橋騎手にとってこのレースが今年のラストライド。密かに注目して見ていたのですが、18頭立ての14番人気フィレンツェを3着に持ってきました。道中で手応えが怪しくなる同馬を叱咤し、直線必死に追う姿は胸に迫るものがありました。人はなかなか自分の思い通りには行かないもの。それでも自分の置かれた環境でベストを尽くす石橋騎手を見て、ますます競馬が好きになり、また自分も来年頑張ろうと思いました。

(編集エンドゥ〜)