19日、京都競馬場で行われた
淀短距離S(4歳上OP、芝1200m)は、
幸英明騎手騎乗の4番人気
ファイングレイン(牡5、栗東・長浜博之厩舎)が、道中は後方待機から、直線では内に進路を取ると、一完歩ごとに加速し、ゴール寸前で先に抜け出した2番人気
クールシャローンを1/2馬身差交わし優勝した。勝ちタイムは1分09秒1(良)。さらに1/2馬身差の3着には3番人気
ステキシンスケクンが入った。1番人気に推された
カノヤザクラはスタートでの出負けもあり5着に終わっている。
勝った
ファイングレインは、
父フジキセキ、母が
JRA3勝の
ミルグレイン(
その父Polish Precedent)という血統。伯母に95年愛
オークス(愛G1)、ヨークシャー
オークス(英G1)を制した
ピュアグレイン Pure Grainがいる。
05年9月のデビュー戦(札幌・芝1200m)を勝利で飾ると、あけび賞(500万下)を連勝。3歳時は
ニュージーランドT(GII)2着から臨んだNHKマイルC(GI)でも
ロジックの2着と好走したが、レース後に右前脚種子骨の骨折が判明した。約1年の休養から復帰した後は、6戦するも未勝利。前走は昨年12月の
ファイナルS(OP)に出走して9着だった。今回の勝利が、あけび賞以来約2年2か月ぶりの勝利となった。通算成績13戦3勝。