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中山牝馬S、ヤマニンメルベイユが重賞初制覇

  • 2008年03月16日(日) 15時35分
 16日、中山競馬場で行われた中山牝馬S(4歳上牝、GIII・芝1800m)は、柴山雄一騎手騎乗の6番人気ヤマニンメルベイユ(牝6、美浦・栗田博憲厩舎)が、道中2番手追走から直線で抜け出すと、大外から猛追した13番人気マイネカンナを1/2馬身差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分48秒4(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には3番人気キストゥヘヴンが入った。1番人気のニシノマナムスメは4着。

 勝ったヤマニンメルベイユは、父メジロマックイーン、母がJRA2勝のヤマニンアリーナ(その父サンデーサイレンス)。半弟に今年のきさらぎ賞(GIII)3着のヤマニンキングリー(牡3、栗東・河内洋厩舎父アグネスデジタル)がいる。

 05年5月にデビューし、2戦目で初勝利。その後も中距離戦で勝ち星を重ね、06年天の川S(1600万下)を勝ってオープン入りした。昇級後は昨年の中山牝馬S(GIII)、福島牝馬S(GIII)、福島記念(GIII)でいずれも3着に入るなど活躍。前走の白富士S(OP)でも14番人気ながら3着に好走していた。通算成績22戦6勝(重賞1勝)。

 鞍上の柴山雄一騎手は昨年のセントライト記念(GII、ロックドゥカンブ)以来のJRA重賞制覇で、通算6勝目。管理する栗田博憲調教師は99年函館スプリントS(GIII、シンコウフォレスト)以来となるJRA重賞制覇で、通算では19勝目となった。

 なお、メジロマックイーン産駒JRA重賞制覇は、98年クイーンC(GIII)のエイダイクイン、01年フラワーC(GIII)のタイムフェアレディに続き7年ぶり3勝目。全て牝馬の勝利となる。

※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。

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