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ナカヤマフェスタ、秋は凱旋門挑戦も/宝塚記念

  • 2010年06月28日(月) 12時06分
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 「第51回宝塚記念・GI」(芝2200m)は27日、阪神10Rに17頭(コパノジングーは出走取消)で争われ、中団を追走した8番人気のナカヤマフェスタが2分13秒0のタイムで快勝。好位から抜け出したブエナビスタ(2着)とアーネストリー(3着)をゴール前でまとめて差し切り、GI初制覇を飾った。連覇に挑んだドリームジャーニーは追い込んだが4着まで。天皇賞馬ジャガーメイルは8着、ダービー馬ロジユニヴァースは13着にそれぞれ敗れた。

 雨上がりのむせ返るような暑さの中を、ピンクの帽子が颯爽(さっそう)と駆け抜けた。2010年上半期を締めくくったのは、伏兵ナカヤマフェスタブエナビスタアーネストリーのたたき合いを前に見ながら、柴田善は何度も左ステッキを振り下ろす。エンジン全開で外から2頭をかわし去ると、ラストはブエナに半馬身差を付けてゴール。昨年のドリームジャーニーに続いて、ステイゴールド産駒が春のドリームレースを制した。

 柴田善にとっては06年高松宮記念オレハマッテルゼ以来となるGI勝利。流れる汗をぬぐおうともせず、ベテランは淡々と振り返る。「とにかくやんちゃな馬。だから気分を損ねないように気を付けました。ゲート入りを手こずった以外はスムーズで、追い出してからの反応も抜群。きょうは馬の力を100%出せたと思います。難しくて手のかかる馬を仕上げてくれたスタッフに感謝したいですね」。昨年は腰の手術をするなど、つらい時期もあった。それだけに勝利の味は別格だった。

 梅雨どきの力を要する馬場で結果を出せたことで、選択肢が広がった。凱旋門賞への第1次登録もすでに済ませている。「準備は進めています」と二ノ宮師。厩舎の先輩エルコンドルパサー(2着)もなし得なかった凱旋門賞制覇へ。仁川の空から、夢は無限大に広がっている。

提供:デイリースポーツ

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