昨年の
ドバイシーマクラシック(首G1)などを勝ったヴェンジャンスオブレイン
Vengeance of Rain(セン7、香・D.フェラリス厩舎)が現役を引退。セン馬のため種牡馬にはなれず、生まれ故郷のニュージーランド・ケンブリッジスタッドで余生を送ることがわかった。
ヴェンジャンスオブレインは、
父Zabeel、
母Danelagh(
その父デインヒル)という血統の新国産馬。全妹に
Dizelle(AJC
オークス-豪G1)がいる。
03年に豪州でデビューし、04年に香港へ移籍。05年には香港ダービー(香LG1・芝2000m)、
クイーンエリザベス2世C(香G1・芝2000m)、
香港C(香G1・芝2000m)を勝つなど大活躍。07年の
ドバイシーマクラシックで3度目の国際G1勝利を果たし、06~07年シーズンの香港
年度代表馬、最優秀ステイヤーに輝いている。現地時間2日の
センテナリーヴァーズ(香LG3)に出走したが、心房細動を発症(自身2度目)し競走中止。香港競馬の規定により6か月は出走できないことなどから、このレースを最後に引退することが決まった。通算成績27戦10勝(重賞8勝)。
※馬齢は南半球齢で表記