引退式を終えた
ディープインパクトが、26日午前6時50分、種牡馬となるために北海道安平町の社台スタリオン
ステーションに到着した。22時間、1100kmに及ぶ行程だったが、2年間をともに過ごした市川明彦厩務員とともに新天地に降り立った同馬は、集まった100人の報道陣、スタッフを前に堂々とした振る舞いを見せた。
吉田勝己社長は「最高の馬。これからは産駒で世界を目指します」と力強く語り、種牡馬としての期待に胸を膨らませた。
市川厩務員は「寂しい思いもあるが、これからもこの馬らしく頑張って、第2の競争に勝ってほしい」とエールを送った。
すでに総額51億円のシンジケートが組まれ、種付料は1200万円と発表されている。初仔は2010年にデビュー予定となっている。