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ハープスター、早朝調教も落ち着きじゅうぶん!

  • 2014年09月18日(木) 18時00分


ハープは実にイイ感じ

 いやー、凱旋門賞が近づいてきましたね!

 ハープスター、実に落ち着いていてイイ感じなんです。ニュースでお知らせしているとおり、ハープスターは13日から出国検疫厩舎に移動し、14日から他馬と接触がない早朝の時間に調教されています。他馬の動向に左右されない環境にいるからでしょうか、いまのハープスターはゆったりと落ち着きじゅうぶん。フランスにも帯同する中留助手は「フランスではもっと環境も静かだろうし。このまま、落ち着いていてくれれば」と話しています。

 一時、坂路あたりで気持ちが落ち着かない様子を見せていた時期もありましたが、基本は大人しくておおらかな性格。デビューのころの落ち着きはらって「暴れたのを見たことない」と松田博師にほめられていた彼女が戻ってきた気がします。

 ハープスターの出国検疫。この取材のために午前2時半ごろ起きて、午前3時過ぎに厩舎へ向かう毎日です。馬たちが調教場へ向かう午前4時過ぎに松田博師に合流。トレセン内を歩いて、調教を見る。こんな毎日が続いています。体力的には負担もありますが、こんなスケジュールはめったにあるものじゃないので楽しんでいますよ! でも、とにかく眠い(笑)。早朝はそうでもないけど、午前7時とか、8時とか、いつも普通に仕事しているタイミングに眠気がグッと襲ってきます(苦笑)。でも、そのタイミングで松田博先生がオロナミンCをくれるんです。いつもなら、あとで飲もうとかばんに入れるところですが、いまはすぐに飲んじゃいます。眠いからだにオロナミンCは効きますよ〜。ホントに美味しいです! いつも、飲みものやお菓子をくださる松田博先生に改めて感謝です。

トレセン密着

ハープスターは落ち着きじゅうぶん


 さて。須貝厩舎勢のジャスタウェイも調子をあげてきているし、ゴールドシップは機嫌がよさそう。アウェイは百も承知ですが、すごく楽しみなレースになりました。10月5日、この日が日本競馬にとって歴史に残る日になりますように。そんな気持ちで見守っています。

 先週の新馬戦、ビリーヴの娘・フィドゥーシアは2着に敗れてしまいました。勝ったサトノフラムは強かったし、初戦で戸惑いもあったでしょうし。きっと近いうちに勝ち上がる馬なので、こちらもどんなふうに成長していくのか、静かに見守りたいです。

 今週、レース後の様子を見に行きました。すると、大きな大きな眼でまっすぐこちらを見つめるんですよー。可愛い!!正統派美女で、体も垢抜けていて、皮膚も薄くて、品がある。お兄さんのファリダットはアラビア語で「宝石」という意味の名前でしたが、妹のフィドゥーシアは存在そのものが宝石! そんなかんじを与えるほど、高貴でかわいらしいのです。ちなみにフィドゥーシアの意味はイタリア語で「信頼」。正統派の彼女にピッタリです。

トレセン密着

フィドゥーシア

デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)

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