4日、東京競馬場で行われた
安田記念(GI・芝1600m)は、B.プレブル騎手騎乗の3番人気ブリッシュラック
Bullish Luck(セン7、香・A.
クルーズ厩舎)が道中は中団の内を進み、直線で外に持ち出し末脚を伸ばすと、内から追い上げた10番人気
アサクサデンエンに2.1/2馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分32秒6(良)。さらにハナ差の3着には8番人気
ジョイフルウィナー
Joyful Winnerが入った。1番人気に支持された
オレハマッテルゼは10着に敗れた。
勝ったブリッシュラックは、
父ロイヤルアカデミーII、
母Wild Vintage(
その父Alysheba)という血統の米国産馬。叔母に98年マルセルブサック賞(仏G1)を制したジュベニア Juveniaがいる。04年
香港ゴールドC(香G1)でG1初制覇を飾り、翌05年にも
スチュワーズC、
チャンピオンズマイル(共に香G1)を制すと、
安田記念(4着)にも参戦。その後しばらく勝ち星を挙げられずにいたが、今年の
チャンピオンズマイルで連覇を達成しここに臨んでいた。通算成績43戦11勝(GI・5勝)。今回の勝利でアジ
アマイルチャレンジの該当レースを2勝したことで100万ドル(約1億1500万円)のボーナスも獲得することとなった。
鞍上のB.プレブル騎手、管理するA.
クルーズ調教師共に同レース初制覇。プレブル騎手は
JRA初勝利も同時に果たしている。
クルーズ調教師は
サイレントウィットネスで制した05年
スプリンターズS(GI)以来の
JRA・2勝目。外国調教馬の優勝は、00年の
フェアリーキング
プローン Fairy King Prawn以来6年ぶりとなった。