7日、5月28日に東京競馬場で行われた日本ダービー(GI)で3着となったドリームパスポート(牡3、栗東・松田博資厩舎)が、同レース中に左第1指骨を骨折していたことがJRAから発表された。完治には3か月以上かかる見込み。

　ドリームパスポートは、父フジキセキ、母グレースランド(その父トニービン)という血統。伯父に01年香港ヴァーズ(香G1)、ドバイシーマC(首G2)を制したステイゴールド、叔母に04年ローズS(GII)、05年クイーンS(GIII)の勝ち馬レクレドールがいる。05年9月に小倉でデビューし、3戦目で初勝利。フサイチリシャールやマルカシェンクといった実力馬を相手に好走を続け、今年初戦のきさらぎ賞(GIII)で重賞初勝利を飾った。スプリングS(GII)・3着後に臨んだ皐月賞(GI)では勝ち馬メイショウサムソンから1/2馬身差の2着、続く日本ダービーでも3着に食い込むなど、デビューからすべて3着以内という安定した走りを続けていた。通算成績9戦2勝(重賞1勝)。