現地時間21日、英・アスコット競馬場で行われた
プリンスオブウェールズS(4歳上、英G1・芝10f)は、O.ペリエ騎手騎乗の3番人気ウィジャボード
Ouija Board(牝5、英・E.ダンロップ厩舎)が、2番人気エレクトロキューショニスト
Electrocutionistに1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分06秒92(良)。さらに3/4馬身差の3着には5番人気マンデュロ
Manduroが入り、1番人気に支持されたデヴィッド
ジュニア David Juniorは4着に敗れた。
勝ったウィジャボードは、
父Cape Cross、
母Selection Board(
その父Welsh Pageant)という血統の英国産馬。従兄に90年愛セントレジャー(愛G1)などG1・4勝を挙げた
イブンベイがいる。04年に英・愛
オークス、BCフィリー&メアターフ(いずれもG1)を制し、カルティエ賞(欧州
年度代表馬、
最優秀3歳牝馬)、エクリプス賞(米最優秀芝牝馬)の両方に選出された。昨年の
プリンスオブウェールズSは7着に敗れ、レース後に骨折が判明し休養を余儀なくされたが、復帰後はBCフィリー&メアターフ2着、
ジャパンC(GI)5着と世界各地を転戦。続く
香港ヴァーズ(香G1)で
シックスセンスに2.3/4馬身差をつけて快勝した。今年は
ハーツクライが制した
ドバイシーマクラシック(首G1-4着)から始動。前走のコロネーションC(英G1)は勝った
シロッコ Shiroccoから1.3/4馬身差の2着に敗れていた。通算成績17戦8勝(G1・5勝、重賞6勝)。