現地時間1日、米・
ハリウッドパーク競馬場で行われたキャッシュコールマイルS(3歳上牝、米G3・芝8f)は、V.エスピノーザ騎手騎乗の1番人気
ダンスインザムード(牝5、美浦・
藤沢和雄厩舎)が、後方3番手追走から4角で先頭に並びかけると、3番人気スウィートトーカー
Sweet Talkerに1.3/4馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分33秒33(良)。さらに1/2馬身差の3着には5番人気ルアスライン
Luas Lineが入った。
勝った
ダンスインザムードは、
父サンデーサイレンス、
母ダンシングキイ(
その父Nijinsky)という血統。全兄に96年
菊花賞(GI)を制した
ダンスインザダーク、全姉に96年
エリザベス女王杯、95年
オークス(共にGI)を制した
ダンスパートナーがいる。03年12月の新馬戦から4連勝で04年
桜花賞(GI)を制し、
オークス(4着)を挟んで挑んだアメリカン
オークス(米G1)では2着に惜敗。同年の
天皇賞・秋、
マイルCS(共にGI)も2着に入り、古馬に相手に好走を続けた。05年は低迷が続いたが、
天皇賞・秋で僅差の3着と実力の片鱗を示した。年明け初戦の
マイラーズC(GII)2着の後、今年から新設された
ヴィクトリアマイル(GI)を制し、2年ぶりの勝利を挙げていた。通算成績21戦6勝(GI・2勝、うち海外3戦1勝)。
同馬を管理する
藤沢和雄調教師は、
タイキシャトルで制した98年
ジャックルマロワ賞(仏G1)以来、8年ぶりの海外重賞制覇。日本調教馬の海外重賞制覇は、
シンガポール航空国際Cを制した
コスモバルクに続き今年4勝目。通算では21勝目となった。