10月1日に仏・ロンシャン競馬場で行われる
凱旋門賞(仏G1)へ向けて調整をされている
ディープインパクト(牡4、栗東・池江泰郎厩舎)に、国産馬として初めてマイクロチップが埋め込まれた。これは、フランスでは今年からすべての出走馬に対して、マイクロチップの埋め込みが義務付けられているための措置で、日本では来年度産駒からの埋め込みが義務付けられている。
マイクロチップとは固有の番号を書き込んだ超小型集積回路(IC)を内蔵した長さ14mm、太さ2mm程度の小さなチップで、馬の場合は、たて髪の生え際付近に埋め込み、専用の読み取り器で固有の番号を読み取ることで個体識別を行う。番号は1つ1つランダムに書き込まれており、外側からはその番号の改ざんはできないようになっている。また、エックス線や治療用高周波からも影響を受けない安全なものである。
マイクロチップに書き込まれている情報は15桁の番号で、国番号(3桁)+動物番号(2桁)+代理店番号(2桁)+個体番号(8桁)で構成されている。