12日、北海道・苫小牧のノーザンホースパークで行われたJRHAセレクトセールの3日目に、151頭(8頭が欠場)の当歳馬が上場され、103頭が落札された。売り上げ総額は31億8000万円、平均価格は3087万円、売却率は72.0%だった。
最高価格は、上場番号407番・
ローザロバータ(ピムリコディスタフH-米G3)の2006(
父キングカメハメハ)で、近藤利一氏が1億6200万円で落札した。また、上場番号376番・
ブロードアピール(00年
シルクロードS-GIIIなど重賞6勝)の2006(
父キングカメハメハ)を金子真人ホールディングス(株)が1億1200万円で落札した。
さらに、11日に
トゥザヴィクトリーの2006(
父キングカメハメハ)を、当歳馬としては世界最高額となる6億円で落札した
グローブエクワイン
マネージメント(有)が上場番号399番・
スキーパラダイス(ムーランドロンシャン賞-仏G1)の2006(
父タイキシャトル)を1億400万円、青山洋一氏が上場番号412番・伯母に
バランシーン
Balanchine(愛ダービー-愛G1)をもつ
ファーストナイトの18(
父Fusaichi Pegasus)を1億円で落札し、3日目は4頭のミリオンホースが誕生した。
この3日間で当歳・1歳馬合計469頭が上場され、330頭が落札。8年ぶりに1歳馬セール(売却率66.1%)が復活したこともあり、トータルの売却率は70.4%と昨年に比べ低下したものの、売上総額は117億5450万円と、昨年の79億7200万円を大きく上回った。平均価格も3561万9696円で、昨年の3294万2149円を上回る結果となった。