20日、
佐賀競馬場で行われたロータスクラウン賞(3歳、ダート1800m、1着賞金300万円)は、
山口勲騎手騎乗の1番人気ナセ(牡3、佐賀・
東美義厩舎)が先手を奪うと、直線差を詰めた3番人気
セイトカイチョウに1馬身差をつけて逃げ切った。勝ちタイムは1分58秒2(稍重)。さらに1.1/2馬身差の3着には6番人気
キングコングパワーが入った。
勝ったナセは、
父サイレントハンター、
母タマノセイフウ(
その父アズマイースト)という血統の熊本県産馬。叔母に03年の
ル・プランタン賞と
九州ダービー栄城賞を制した
ザペキンハートがいる。05年6月にデビューし、2戦目で初勝利。中央初挑戦となった
ひまわり賞(OP)では7着に敗れたものの、地元では安定した成績を残し、
九州ジュニアチャンピオンを9番人気ながら制して重賞初制覇を果たした。年が明け、今年の飛燕賞で重賞2勝目を挙げたが、
九州ダービー栄城賞では8着に敗退。その後は2連勝を挟み、前走・えびの特別は3着だった。通算成績17戦7勝(うち
JRA・1戦0勝、重賞3勝)。