詩人で競馬評論家の志摩直人氏が14日午後9時56分、心筋梗塞のため、兵庫県尼崎市の関西労災病院で亡くなった。81歳だった。
志摩氏は昭和40年代から日本で初めての競馬中継レギュラー解説者として活躍する傍ら、詩人としても、競馬の詩として初めて発行された詩集「風はその背にたてがみに」で、空前のベストセラーを記録した。
昭和57年の
JRA競馬学校設立には校歌を作詞。また、
オークス・
エリザベス女王杯などの開催日に行われているレディースデーの女性招待者への解説を初回から25年間務めるなど競馬界に尽力。平成16年には
JRA創立50周年を記念し、長年の競馬への貢献が称えられ、「功労賞」が贈られた。