10月1日に仏・ロンシャン競馬場で行われる
凱旋門賞(仏G1)に出走する
ディープインパクト(牡4、栗東・池江泰郎厩舎)の、21日の状況、関係者コメントは以下の通り。
【21日の状況】
エーグル調教場内の芝・ロンドコース(1周2.850m)を単走で、6Fから(77-65-50-36-11秒程度)追い切り。(池江敏行調教助手騎乗)
【池江泰郎調教師】
単走でしたが、速すぎず遅すぎず、ちょうどいい時計でした。ロンシャン競馬場で先週水曜日追い切りを行ったので、今週は1日遅らせて木曜日に追い切ることにしました。芝馬場に出たときに、走りたくて仕方がないといった感じでしたが、その後は適度に気合いが入った感じで、寸分の狂いもなくメニューをこなすことができました。最後の2Fほどは少し押すように指示しましたが、フランスに来てから一番強い調教だったにもかかわらず、しっかり応えてくれました。もういつ競馬があってもよい状態で、馬体にも非常に張りがあります。直前追い切りは、水曜日を予定していますが、ここ3〜4日の状況を見て内容を決めたいと思っています。
【池江敏行調教助手】
元気がありすぎです(笑)。単走なので、少し耳をたてて走っていましたが、気にすることはないでしょう。追い切り後に息もすぐ入りましたし、言うことなしです。調教師からは、日本のときと同じくこの一週前追い切り後には、レースに使える状態にするよう指示を受けていましたが、今日の追い切りは、時計や動きも自分が描いていたとおりの内容でした。場合によってはムチを3〜4発入れるようにとも言われていましたが、見せムチだけで鋭く反応してくれましたので、ムチを入れることはありませんでした。ここまで120%の調整ができていると思います。残りは10日となりましたが、これまで以上にしっかりと強い気持ちを持って、仕上げていきたいです。
【その他】
調教後にフランスガロの
シャンティイ事務所で行われた、池江泰郎調教師と池江敏行調教助手の記者会見に、英・
サンデータイムスからも取材があった。
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アンドリュー・
ロングモア氏(シニアスポーツライター)の話
今日は生で
ディープインパクトの姿を見れずに残念ですが、彼の素晴らしさはこちらでも評判となっています。個人的にも、最後の切れ味鋭い差し脚を繰り出す彼のレースぶりには、
ダンシングブレーヴを思い起こさせます。ここ20年で最高の質を持った馬が集う
凱旋門賞になるので、レースが今から楽しみです。