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ディープインパクト、勝てば世界一の馬になる

  • 2006年09月28日(木) 12時10分
 10月1日に仏・ロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞(仏G1)に出走するディープインパクト(牡4、栗東・池江泰郎厩舎)の、27日の状況、関係者コメントは以下の通り。

【27日の調教内容】
 エーグル調教場にて芝・ロンドコース(一周2850m)を使用して、ピカレスクコート-C.ラフォンパリアス厩舎馬-ディープインパクトの順で、6Fからスタート。3番手でスタートしたディープインパクトは、最初は先頭から5馬身程度後方を進む。最後は、ディープインパクト-C.ラフォンパリアス厩舎馬(2馬身遅れ)-ピカレスクコート(1馬身遅れ)の順でフィニッシュ。ディープインパクトは、終始馬なり。推定タイムで、4F50-1F12秒程度。10:00前に帰厩。

武豊騎手
 前半は思ったより前の馬が飛ばしたので、無理をせず追走しました。残り400mほどで、ムチも入れませんでしたが、あっという間に2馬身ほど引き離してゴールしました。走る気持ちが前に出ていました。最終追い切りが無事に終わって、本当によかったです。今年の調教では、一番の出来でした。いい準備ができました。凱旋門賞史上、最初の欧州所属以外の馬・日本の馬として、栄誉を受けたいです。一番勝つことが難しいレースですが、だからこそ、勝ちたいレースです。ディープインパクトは必ず世界に通用する馬だと思ってレースに臨みます。どんなレースになるかはわかりませんが、ディープインパクトの走りをさせてあげることが、僕の務めです。ここ数年の中では、最も強い馬が揃った感がありますので、少頭数になりそうですが、素晴らしいレースになると思います。そのレースにディープインパクトと一緒に走れることは、とても嬉しいです。枠順は、発表前に希望を言ったら、叶いそうにないので、黙っておきます(笑)。こちらの芝はもともと柔らかいので、雨が降らないほうがいいのですが、こればかりは予想がつかないので、あまり考えません。頭数は少ないほうがいいでしょう。スタッフがここまで完璧に仕上げてくれました。レースは1回限りですが、こちらに来る前にも、ファンや競馬関係者のみなさんから、頑張ってきてください! とエールを受けてきたので、その想いも一緒に乗せて、本番では勝ちたいと思っています。勝てば世界一の馬になりますから、ディープインパクトを世界一にしてあげたいと素直にそう思います。

【池江敏行調教助手】
 今日の最終追い切りは、特にユタカには指示は出しませんでした。1点の曇りもなく、今日の最終追い切りもこなすことができました。ここまでベストの状態できています。追い切り後に、ユタカから、今日は動いた! と、コメントがあり、スタッフ一同、その言葉をもらったことに感謝しています。明日と明後日の様子を見て、土曜日はしまい2Fほど、15-15秒程度で調整するかもしれません。万全でお釣りがないよう、悔いが残らないように、仕上げたいと思っています。本番まで、もう少し絞ることになるでしょうが、今の時点で、すごくいい筋肉のつき方をしています。レース当日は、厩舎を現地時間の13:30頃に出発して、17:30(日本時間24:30)からのレースに備えます。枠順はとくに気にしていません。内でも外でも大丈夫でしょう。日本を代表して、レースに臨むわけですから、勝ちたいと思います。

 尚、昨日の第1次出走取消の結果、現在12頭が出走予定。本日が2次出走取消、明日が出馬投票とレース追加登録日、金曜が枠番確定の予定となっている。

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