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凱旋門賞に弾み、ピカレスクコート2着に健闘

  • 2006年10月01日(日) 10時50分
 現地時間30日、仏・ロンシャン競馬場で行われたダニエルウィルデンシュタイン賞(3歳上、仏G2・芝1600m)に出走した武豊騎手騎乗の5番人気ピカレスクコート(牡4、栗東・池江泰寿厩舎)は、好スタートから先手を奪いレースを進めたが、直線残り300m付近でL.デットーリ騎手騎乗の圧倒的1番人気エコーオブライト Echo Of Lightに並ばれると、そのまま2馬身差をつけられピカレスクコートは2着に敗れた。勝ちタイムは1分37秒00(良)。さらに3/4馬身差の3着には4番人気ハローサンデー Hello Sundayが入った。

 ピカレスクコートは、父ジェイドロバリー母フジノタカコマチ(その父コリムスキー)という血統。全姉に99年阪神3歳牝馬S(GI)など重賞4勝を挙げたヤマカツスズランがいる。今回は凱旋門賞(仏G1)に出走するディープインパクト(牡4、栗東・池江泰郎厩舎)の帯同馬としてフランスに渡っていた。通算成績18戦3勝(うち海外1戦0勝)。

 この幸先の良いレース結果に、管理調教師である池江泰寿調教師はもちろん、ゴール前で応援していたチームディープインパクトの面々も歓喜していた。レース後、騎乗した武豊騎手は「よく頑張った。必ずしも馬の状態は万全ではなかったが、そのなかでこの結果を出せたので、日本馬のレベルを知ってもらえたと思う」とコメントした。また、管理する池江泰寿調教師は「よく頑張った。日本の重賞も勝ったことのない馬が、フランスのロンシャンのグループレースであと一歩の2着」とピカレスクコートの走りを褒めた。凱旋門賞前の日本馬の活躍に、本番への弾みがついたといえる。

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