11日に今季限りでの引退が発表された
ディープインパクト(牡4、栗東・池江泰郎厩舎)の関係者コメントは以下の通り。
【池江泰郎調教師】
昨日、着地検査のために東京競馬場に入りましたが、本日、朝の調教後に馬の手入れを行い、ひととおり終わったところで、金子真人オーナーから電話があり、今年度限りで
ディープインパクトを引退させ、来年度から種牡馬にするとの連絡を受けました。いずれ種牡馬になるということは覚悟していましたが、
凱旋門賞も終わったばかりで、この突然の報告に寂しいという気持ちでいっぱいです。
厩舎のスタッフや
武豊騎手にも報告しましたが、皆、残念という思いがあるみたいですね。
ただ、ディープにとっては、無事に種牡馬になれるということは、ある意味では幸せなことかもしれませんね。
今後のローテーションについては、
天皇賞(秋)を視野に入れながら、JC、
有馬記念も考えています。ただ、生き物なので欲張りは言ってはいけないと思います。あくまでも馬優先で考えていきたいと思います。
ファンの皆様には、これまでも
メジロマックイーンなどで応援してもらってきましたが、
ディープインパクトは競馬を見たことがない人にも応援してもらいました。
まだまだ年内は走りますので、応援していただきたいと思います。
【
武豊騎手】
え? そうなんですか。正直、驚いています。いま、聞いたばかりなので言葉が見つからないです。来年はもう乗れないのですね。来年の
凱旋門賞でリベンジしたい気持ちが強かったのでなんと言っていいか…。そのチャンスがないのか、と思うと体から力が抜ける感じです。ただ、競走馬の引退、種牡馬入りはジョッキーが何かをいう立場にありません。決まったことであれば、年内の残されたレースに全身全霊をかけてベストを尽くしたい。そのレースを見て気が変わってくれればいいんですけど(苦笑)。