JRAは19日、1日の
凱旋門賞(仏G1)で3着に敗れた
ディープインパクト(牡4、栗東・池江泰郎厩舎)の理化学検査で、馬体から禁止薬物(イプラトロピウム)が検出された問題で、国内レースの出走については支障がないことが明らかになった。
JRAによると、同薬物は気管支の拡張作用などがあるが、
JRAでは禁止対象になっておらず、フランス遠征時の治療の際に使われたとのこと。今後は関係者による事情聴取が行われるほか、フランスギャロの処分によっては、
凱旋門賞の成績が失格になるなどの可能性もある。
同馬は4日にフランスから帰国後、東京競馬場で着地検疫中。今年一杯の引退が発表されており、出否未定ながら、29日(日)に行われる
天皇賞・秋(GI)に向け調整が進められていた。