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エルコンドルパサー産駒、初GI制覇
これまで、
ヴァーミリアンが04年ラジオたんぱ杯2歳S(GIII・芝2000m)、05年
浦和記念(交流GII・ダート2000m)、06年
ダイオライト記念(交流GII・ダート2400m)に勝っているが、GIは初めて。中央、地方通じて2頭目の重賞勝ち馬になった。
エルコンドルパサーは02年7月に死亡しており、3歳が最後の世代だった。
●レコードタイム
勝ちタイムの3分02秒7は、98年に
セイウンスカイが出した3分03秒02を0.5秒破る
菊花賞レコードとともに、00年に
タガジョーノーブルが出した3分02秒8を0.1秒破る京都芝3000mのレコード。
●単勝配当
ソングオブウインドの単勝配当4420円は、76年
グリーングラス(5250円)、04年
デルタブルース(4510円)に続く、
菊花賞史上3番目の高配当。
●親子3人の
菊花賞ジョッキー
鞍上の
武幸四郎騎手は、兄の
武豊騎手が
菊花賞4勝(88年
スーパークリーク、96年
ダンスインザダーク、00年
エアシャカール、05年
ディープインパクト)、父の武邦彦騎手(現調教師)が3勝(73年
タケホープ、74年
キタノカチドキ、78年
インターグシケン)しており、親子3人の
菊花賞ジョッキー(クラシックジョッキー)となった。
●追分ファーム
生産者の追分ファームは、03年
フェブラリーS(
ゴールドアリュール)、05年
マイルCS(
ハットトリック)に続き、
JRA・GIは3勝目。
●社台レースホース
馬主の社台レースホースは、93年
ダンスインザダーク、00年
ザッツザプレンティに続き
菊花賞3勝目。その他にも05年
有馬記念(
ハーツクライ)などGI勝ちは多数。
●重賞初勝利
重賞初勝利が
菊花賞となったのは、過去10年では01年
マンハッタンカフェ、02年
ヒシミラクル、04年
デルタブルースに続き4頭目。
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メイショウサムソン3冠ならず
皐月賞(GI)、
日本ダービー(GI)を制し3冠を目指した
メイショウサムソンだったが、惜しくも4着に終わった。春の2冠を制し、
菊花賞に出走しながら3冠を逃したのは50年クモノハナ(2着)、53年
ボストニアン(2着)、60年
コダマ(5着)、63年
メイズイ(6着)、70年
タニノムーティエ(11着)、92年
ミホノブルボン(2着)、03年
ネオユニヴァース(3着)に続く8頭目。
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横山典弘騎手、4年連続2着
2着の
ドリームパスポートに騎乗した
横山典弘騎手は、03年
リンカーン、04年
ホオキパウェーブ、05年
アドマイヤジャパンに続き4年連続の
菊花賞2着。98年の
セイウンスカイでは勝利している。