24日、札幌競馬場で行われた2R・2歳未勝利(ダート1700m、1着賞金20万円)で、
服部茂史騎手騎乗の8番人気
エアーミラクル(牝2、北海道・楠克美厩舎)が、後方から徐々に進出し、1番人気
ショコーに1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分54秒9(良)。同馬の勝利が新種牡馬
エアシャカールの地方・中央通じての産駒初勝利となった。
勝った
エアーミラクルは
父エアシャカール、
母キャニオンカリーン(
その父シアトルダンサーII)という血統。8月のデビューから4戦して6、9、6、6着と敗れており、5戦目の初勝利となった。
同馬の
父エアシャカールは
父サンデーサイレンス、
母アイドリームドアドリーム(
その父Well Decorated)という血統で、姉に
エアデジャヴー(98年
クイーンS-GIII、
父ノーザンテースト)、姪に
エアメサイア(05年
秋華賞-GI、
父サンデーサイレンス)、甥に
エアシェイディ(05年
AJCC-GII・2着、
父サンデーサイレンス)がいる血統。
現役時代は00年
皐月賞(GI)、00年
菊花賞(GI)の2冠を制し、00年
日本ダービー(GI)では
アグネスフライトからハナ差の2着で、“3冠に最も近い2冠馬”と称される。通算20戦4勝(重賞2勝)の成績を残し、03年から門別(現・日高町)・ブ
リーダーズスタリオン
ステーションで種牡馬入りしたが、同年3月13日に放牧中の事故のため死亡、僅か4頭(種付は11頭)の産駒しか残すことができなかった。
現2歳が初年度産駒で、地方・中央通じて出走したのは同馬のみ。24日現在、中央では
セフティーオーラ(牝2、栗東・須貝彦三厩舎)1頭が馬名登録されている。