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BCフィリー&メアターフ、女王ウィジャボードがG1・7勝目

  • 2006年11月05日(日) 09時28分
 現地時間4日、米・チャーチルダウンズ競馬場で行われたBCフィリー&メアターフ(3歳上牝、米G1・芝11f)は10頭立てで行われ、L.デットーリ騎手騎乗の1番人気ウィジャボード Ouija Board(牝5、英・E.ダンロップ厩舎)が、中団の内から直線で外に持ち出して鋭く伸びると、3番人気フィルムメーカー Film Makerに2.1/4馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは2分14秒55(良)。さらにクビ差の3着には4人気ハニーライダー Honey Ryderが入った。また、7月のアメリカンオークス(米G1)でアサヒライジング(2着)を破った2番人気のウェイトアホワイル Wait a Whileは4着に敗れた。

 勝ったウィジャボードは、父Cape Cross母Selection Board(その父Welsh Pageant)という血統の英国産馬。従兄に90年愛セントレジャー(愛G1)などG1・4勝を挙げたイブンベイがいる。04年に英・愛オークス、BCフィリー&メアターフ(いずれもG1)を制し、カルティエ賞(欧州年度代表馬最優秀3歳牝馬)、エクリプス賞(米最優秀芝牝馬)に選出された。その後、骨折が判明し休養を余儀なくされたが、復帰後はジャパンC(GI-5着)にも来日。続く香港ヴァーズ(香G1)でシックスセンスに2.3/4馬身差をつけて快勝した。今年はナッソーS(英G1)を制したほか、コロネーションC(英G1)でシロッコ Shiroccoの2着、プリンスオブウェールズS(英G1)ではエレクトロキューショニスト Electrocutionistを抑えて優勝するなど、牡馬の一線級とも互角の活躍を見せている。通算成績21戦10勝(G1・7勝、重賞8勝)。

 なお、同馬は26日に東京競馬場で行われるジャパンC(GI)にも選出されており、今後の動向に注目が集まる。

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