JRAは16日、12日の
エリザベス女王杯(GI・芝2200m)で右前浅屈腱不全断裂の疾病を発症、競走能力喪失の診断を受けた
ヤマニンシュクル(牝5、栗東・
浅見秀一厩舎)について、18日付で競走馬登録を抹消、引退することになったと発表した。
ヤマニンシュクルは
父トウカイテイオー、
母ヤマニンジュエリー(
その父Nijinsky)という血統。祖母は86年ケンタッキー
オークス(米G1)に勝ち、米3歳牝馬チャンピオンに選ばれた名牝
ティファニーラス(
その父Bold Forbes)。2歳時の03年
阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)に勝ち、同年の
最優秀2歳牝馬に輝くと、翌年の
桜花賞(GI)3着、
秋華賞(GI)2着などGI戦線で安定した成績を残した。その後、屈腱炎で長期休養を余儀なくされたが、1年1か月ぶりの05年
エリザベス女王杯(GI)4着で存在感を見せ、06年
中山牝馬S(GIII)で2つ目の重賞制覇を達成している。
エリザベス女王杯では最後の直線で
カワカミプリンセスと接触し、11着と敗退。入線後下馬していた。通算成績19戦4勝(重賞2勝)。