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ハーツクライ引退、種牡馬入り

  • 2006年11月29日(水) 10時00分
 JRAは29日、26日のジャパンC(GI)で10着に敗れたハーツクライ(牡5、栗東・橋口弘次郎厩舎)について、30日付で競走馬登録を抹消、引退することになったと発表した。今後は種牡馬入りする予定だが、繋養先などは未定。

 ハーツクライは、父サンデーサイレンス、母は95年新潟大賞典(GIII)、新潟記念(GIII)を勝ったアイリッシュダンス(その父トニービン)という血統。04年の京都新聞杯(GII)で重賞初制覇し、続く日本ダービー(GI)でキングカメハメハの2着。その後も05年宝塚記念(GI)でスイープトウショウの2着、ジャパンCではレコード勝ちのアルカセットにタイム差無しのハナ差2着とGIレースで好走を続け、05年有馬記念(GI)で無敗の三冠馬ディープインパクトに初黒星をつけるとともに、自身の初GI勝利を達成した。今年は、ドバイシーマクラシック(首G1)を2着に4.1/4馬身差をつける圧勝で、日本馬として初めてドバイのG1を勝つ快挙。続くキングジョージ6世&クイーンエリザベスDS(英G1)ではハリケーンラン Hurricane Runの3着と、世界を舞台に活躍した。約4か月ぶりとなった26日のジャパンCは2番人気に推されたが、ディープインパクトから2.6秒差の10着に大敗していた。通算成績19戦5勝(海外2戦1勝、重賞3勝)。

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