JRAは29日、
ディープインパクト(牡4、栗東・池江泰郎厩舎)の
凱旋門賞失格について、同行した牛屋重人獣医師に対し、
JRAが貸与している診療施設を、6か月間(12月4日から07年6月3日まで)貸付停止すると発表した。
これは
JRAが、同獣医師が禁止薬物を使用しての治療や薬物が馬房内に飛散した事実などについて、調教師への報告を怠ったことが少なからず今回の事態につながったと判断したもの。池江泰郎調教師に対しては16日にフランスギャロからの処分(制裁金約225万円)が発表されているが、
JRAが今回の件に関して関係者の処分を下したのは初めて。今後も池江郎師など厩舎関係者への処分は行わない。