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ジャパンC馬ホーリックス、最後の産駒を出産

  • 2006年12月04日(月) 11時10分
 89年のジャパンC(GI)勝ち馬ホーリックス Horlicks(牝23)が、繋養先のニュージーランド・ケンブリッジスタッドで、最後の産駒となるワンクールキャットOne Cool Cat(父Storm Cat)の牡馬を出産したことがわかった。

 ホーリックスは父Three Legs、母Malt(その父Moss Trooper)という血統の新国産馬。89年のジャパンCでは9番人気という低評価だったが、超ハイペースの中を好位から追走し、オグリキャップの猛烈な追撃をクビ差抑え優勝。勝ちタイムの2分22秒2は当時としては驚異的な世界レコードで、昨年のアルカセットまで16年間破られなかった。ジャパンCの他にもマッキノンS(豪G1)など計6つのG1を勝ち、40戦17勝(重賞8勝)の成績を残して90年に現役を引退。繁殖入りした。

 繁殖入り後は、00年のメルボルンC(豪G1)を勝ったブリュー Brew(父Sir Tristram)、エイヴォンデイルギニー(新G2)を勝ったバブル Bubble(父Sir Tristram)など13頭を出産し成功を収め、8月には今シーズン限りの繁殖引退が発表されていた。日本には孫のスタータイクーン(父ラストタイクーン)が繁殖生活を送っているほか、半弟ヒットザマーク(父Straight Strike)が93年札幌記念(GIII)で2着するなど活躍。JRA8勝のサーストンフライト(父ダンシングブレーヴ)を出したカーニバルIIなど、4頭の妹が繁殖牝馬として輸入されている。

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