現地時間9日、10日に香・シャティン競馬場で行われる
香港ヴァーズ(3歳上、香G1・芝2400m)に出走予定だったウィジャボード
Ouija Board(牝5、英・E.ダンロップ厩舎)は、左前脚の故障のため同レースを回避。このまま現役を引退し、米国で繁殖入りすることがわかった。初年度の配合種牡馬には
キングマンボ Kingmamboが予定されている。
ウィジャボードは、
父Cape Cross、
母Selection Board(
その父Welsh Pageant)という血統の英国産馬。従兄に90年愛セントレジャー(愛G1)などG1・4勝を挙げた
イブンベイがいる。
04年に英
オークス(英G1)、愛
オークス(愛G1)、BCフィリー&メアターフ(米G1)を制し、カルティエ賞(欧州
年度代表馬、
最優秀3歳牝馬)、エクリプス賞(米最優秀芝牝馬)に選出された。その後、骨折が判明し休養を余儀なくされたが、昨年は
ジャパンC(GI)5着後に臨んだ
香港ヴァーズ(香G1)で
シックスセンス以下に快勝。今年は
プリンスオブウェールズS(英G1)、ナッソーS(英G1)のほか、BCフィリー&メアターフでは04年以来2度目の勝利を挙げ、11月には史上初となる、2度目の欧州
年度代表馬に輝いている。最後のレースは11月26日に行われた
ジャパンC(GI、3着)となった。通算成績22戦10勝(G1・7勝、重賞8勝)。