現地時間10日、香・シャティン競馬場で行われた
香港ヴァーズ(3歳上、香G1・芝2400m)は、中団から直線抜け出したD.マッキオン騎手騎乗のコリアーヒル
Collier Hill(セン8、英・A.スウィンバンク厩舎)がゴール前で猛追した
カストリア Kastoriaをハナ差抑えて優勝した。勝ちタイムは2分27秒1(良)。3着にはシャムダラ
Shamdalaが入った。日本から参戦の
ソングオブウインドは最後方から追い上げるも4着。
アドマイヤメインは好スタートから先手を取ったが8着に終わった。
勝ったコリアーヒルは、
父ドクターデヴィアス、
母Polar Queen(
その父Polish Precedent)という血統の英国産馬。02年3月にデビューし、04年ストックホルムC(スウェーデンG3)で重賞初勝利を挙げた。翌05年には、G1初挑戦となった
ドバイシーマクラシック(首G1)で3着に好走。愛セントレジャー(愛G1)でG1初制覇を果たした。今年に入ってからも、
ドバイシーマクラシックで
ハーツクライの2着に入るなど重賞戦線で好走を続けており、前走の
カナディアン国際S(加G1・芝12f)で2度目のG1勝ちを果たしていた。通算成績45戦15勝(うち障害5戦2勝、重賞6勝)。