13日、川崎競馬場で行われた全日本2歳優駿(2歳、交流GI・ダート1600m、1着賞金3500万円)は、内田博幸騎手騎乗の5番人気フリオーソ(牡2、船橋・川島正行厩舎)が好位追走から、直線で逃げる1番人気トロピカルライトを捕らえると、同馬に2馬身差をつけ完勝した。勝ちタイムは1分41秒8(稍重)。クビ差の3着には9番人気アンパサンドが入った。

　勝ったフリオーソは父ブライアンズタイム、母ファーザ(その父Mr.Prospector)という血統。牝系はジェネラス(英ダービー-英G1)、トリプティク Triptych(全欧古牝馬チャンピオン)などが出る名門。7月28日のデビュー戦(船橋・ダート1400m)に勝ち、9月20日のナドアルシバ競馬場C(船橋・ダート1600m)では5馬身差で圧勝しデビュー2連勝。前走は平和賞(南関東G3・ダート1600m)でキンノライチョウからハナ差の2着に敗れていた。今回が重賞初制覇。通算成績4戦3勝(重賞1勝)。