23日、福山競馬場で行われた2R・2歳3(ダート1250m、1着賞金19万円)で、藤本三郎騎手騎乗の4番人気
マスターリー(牝2、福山・
高本友芳厩舎)が、2番人気
キングスターリーに1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分25秒1(稍重)。同馬の勝利が新種牡馬
バイオマスター産駒の地方・中央通じての産駒初勝利となった。
勝った
マスターリーは
父バイオマスター、
母グレーススタイル(
その父ノーアテンション)という血統。デビュー7戦目の初勝利となった。通算成績7戦1勝。
同馬の
父バイオマスターは
父Strolling Along(
その父Danzig)、母が愛2歳牝馬チャンピオンの
Welsh Garden(
その父Welsh Saint)という血統の米国産馬。姪に
チェロキーローズIII(
モーリスドゲスト賞-仏G1)がいる。現役時代はデビュー2連勝で迎えた98年朝日杯3歳S(GI)で
アドマイヤコジーンの3着に好走。続く
アーリントンC(GIII)で1位入線したが、進路妨害のため
エイシンキャメロンの2着に降着。その後は
サンライズS(1600万下・芝1200m)、外房S(1600万下・芝1200m)に勝っている。通算成績16戦4勝。
現2歳が初年度産駒の新種牡馬で、17頭が血統登録、本馬を含めた6頭が地方で競走馬登録されている。
JRAでは
アースオーシャン(牡2、栗東・野元昭厩舎)、
リュウセイマスター(牝2、栗東・野元昭厩舎)が競走馬登録され出走しているが、いずれも入着は果たしていない。