10日、
船橋競馬場で行われた
船橋記念(4歳上、南関東G3・ダート1000m、1着賞金1200万円)は、
内田博幸騎手騎乗の5番人気
プライドキム(牡5、船橋・川島正行厩舎)が、3番手追走から直線で先頭に立つと、逃げ粘る2番人気
グローリーウイナーに1.1/2馬身差をつけ快勝した。勝ちタイムは05年2月に
コアレスサンデーが記録した58秒6を0.5秒破る58秒1(重)のレコード。さらに3馬身差の3着に4番人気
アヤパンが入り、1番人気
ベルモントギルダーは4着に終わった。
勝った
プライドキムは、
父アフリート、
母ステファーナ(
その父リアルシャダイ)という血統で、伯母に
システィーナ(95年京都牝馬特別-GIII)、姪に昨年の
エーデルワイス賞(交流GIII)を勝った
パラダイスフラワー(牝3、岩手・櫻田浩三厩舎)がいる。
2歳時の04年、栗東・池添兼雄厩舎からデビュー。デビュー2戦目の未勝利(札幌・ダート1000m)で2着に6馬身差の圧勝で初勝利を挙げると、
兵庫ジュニアグランプリ(交流GIII)で2着に5馬身差をつけ初重賞制覇。続く
全日本2歳優駿(交流GI)でも、翌年の南関東2冠馬
シーチャリオットに4馬身差の圧勝でGI制覇したが、その後は勝利に恵まれず、昨年5月のサウジアラビアC(OP)8着を最後に現厩舎に移籍。今回はそれ以来約8か月ぶり、馬体重24kg増での出走だった。通算成績17戦5勝(うち地方5戦3勝、重賞3勝)。
なお、管理する川島正行調教師は2着の
グローリーウイナーも管理し、1、2着を独占。この勝利で地方通算700勝を達成した。