14日、屈腱炎を発症し休養中だった昨年の
菊花賞馬
ソングオブウインド(牡4、栗東・
浅見秀一厩舎)が、
JRA競走馬登録を抹消し、今年から北海道浦河・社台スタリオン
ステーション荻伏で種牡馬入りすることになった。
ソングオブウインドは、
父エルコンドルパサー、
母メモリアルサマー(
その父サンデーサイレンス)という血統。牝系は昨年8月に急死した
ラインクラフト(05年
桜花賞-GI、05年
NHKマイルC-GI)、
アドマイヤマックス(05年
高松宮記念-GI)などが出た
ファンシミン系。
昨年1月にデビューし、5戦目で勝ち上がり。5月の
夏木立賞(500万下、芝2000m)で2勝目をあげると、続く
ラジオNIKKEI賞(GIII)2着、
神戸新聞杯(GII)3着を経て出走した
菊花賞(GI)では、8番人気ながら3分02秒7のレコードタイムで快勝し、初重賞をGIで飾り、
エルコンドルパサー産駒として初のGI勝ち馬となった。その後、12月10日の
香港ヴァーズ(香G1)に出走し4着と健闘したが、後日右前脚に屈腱炎が判明し休養入りしていた。通算成績11戦3勝(うち海外1戦0勝、重賞1勝)。
【
浅見秀一調教師のコメント】
「まだ早い時期での引退となってしまい、大変残念ですが、3年後には、先日種牡馬入りした
ディープインパクトの産駒と一緒に、
ソングオブウインドの産駒がレースで走りますので楽しみにしたいと思います。」