14日、京都競馬場で行われた
日経新春杯(4歳上、GII・芝2400m)は、安藤勝己騎手騎乗の5番人気
トウカイワイルド(牡5、栗東・中村均厩舎)が、後方追走から直線で最内を突くと、4番人気
トウカイエリートとの競り合いをクビ差制して優勝した。勝ちタイムは2分27秒4(良)。さらにアタマ差の3着に9番人気
ダークメッセージが入り、1番人気
アドマイヤフジは6着に敗れた。
勝った
トウカイワイルドは、
父サンデーサイレンス、
母ボブズディレンマ(その父Mr.Prospector)という血統。半兄に98年小倉3歳S(GIII)2着の
トウカイナンバー(
父Danzig)、伯父に
ノボトゥルーや
ブロードアピールらの
父Broad Brush(ウッド
メモリアル招待-米G1)がいる。デビュー2戦目の初勝利から3連勝を飾り、その後は勝ち切れないレースが続いたが
湾岸S(1600万下)で4勝目を挙げた。前走の
オリオンS(1600万下・芝2400m)では
トウカイエリートの2着だったが、重賞初出走となった今回、格上挑戦で重賞制覇を果たした。通算成績13戦5勝(重賞1勝)。
鞍上の安藤勝己騎手は昨年のラジオNIKKEI杯2歳S(GIII、
フサイチホウオー)以来の
JRA重賞通算44勝目。管理する中村均調教師は昨年の
京都牝馬S(GIII、
マイネサマンサ)以来の
JRA重賞通算27勝目となった。