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根岸S、伏兵ビッググラスが初重賞制覇

  • 2007年01月28日(日) 15時35分
 28日、東京競馬場で行われた根岸S(4歳上、GIII・ダート1400m)は、村田一誠騎手騎乗の11番人気(単勝55.9倍)ビッググラス(牡6、栗東・中尾秀正厩舎)が、先に抜け出した1番人気シーキングザベストをゴール前で交わし、1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分23秒5(良)。さらにハナ差の3着に12番人気ニホンピロサートが入った。3連単は410,370円の波乱となった。

 勝ったビッググラス父エルコンドルパサー、母はJRA4勝のドラゴンリリー(その父イブンベイ)という血統。半兄にビッグドン(白山大賞典-交流GIII・2着、百万石賞-金沢、北國王冠-金沢、父ブライアンズタイム)がいる。

 03年12月に、デビューから6戦目で勝ち上がると、樅の木賞(2歳500万下、ダート1700m)も連勝。04年シャングリラ賞(3歳上1000万下・ダート1600m)を勝った後は伸び悩んだが、昨年は8戦3勝2着3回3着1回という安定した走りを見せ、12月16日のアクアルミナスS(3歳上1600万下・ダート1400m)に勝ちオープン入り。前走は京都金杯(GIII)14着で、今回が初重賞制覇となった。通算成績28戦7勝(重賞1勝)。

 鞍上の村田一誠騎手は97年のデビュー以来、重賞127回目の騎乗にしてJRA重賞初制覇。管理する中尾秀正調教師も04年の初出走以来、重賞12回目の出走で重賞初制覇となった。

 また、エルコンドルパサー産駒ヴァーミリアン(ラジオたんぱ杯2歳S-GIII)、ソングオブウインド(菊花賞-GI)、アロンダイト(ジャパンCダート-GI)に続き4頭目のJRA重賞勝ち馬となった。母の父にイブンベイを持つ馬がJRA重賞を勝ったのも初めて。

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