14日、昨年の
有馬記念(GI)を最後に引退、今年から種牡馬生活を送っている
ディープインパクト(牡5)の一般公開が北海道安平町の社台スタリオン
ステーションで行われ、約1か月半ぶりにファンに元気な姿を見せた。
今回の一般公開は、事前に申し込んだ約1200人が対象。先月18日より参加受付が開始され、定員の600名を超える申込が殺到。当初は午前中のみの予定だったが、急遽午前・午後の2部構成に変更されていた。今後は一般のファンでも放牧されている同馬が見学できるようになる予定。
ディープインパクトは
父サンデーサイレンス、
母ウインドインハーヘア(
その父Alzao)という血統。デビューから7連勝で05年クラシック三冠を達成。続く
有馬記念(GI)では2着に敗れたが、昨年は
阪神大賞典(GII)、
天皇賞・春(GI)、
宝塚記念(GI)と3連勝。
凱旋門賞(仏G1)は3位入線も、後の検査で禁止薬物が検出されて失格処分となったが、帰国後初戦の
ジャパンC(GI)を完勝。引退レースの
有馬記念も制して
JRA史上最多タイとなるGI・7勝目を挙げて有終の美を飾った。通算成績14戦12勝(海外1戦0勝、GI・7勝、重賞10勝)。
日本の種牡馬としては史上最高の51億円のシンジケートが組まれ、今年から種牡馬入り。種付料は1200万円で、初年度産駒は2010年にデビューの予定。