15日、常石勝義騎手(29、栗東・フリー)が、28日付で現役を引退することが
JRAより発表された。
同騎手は96年にデビュー。同期には
福永祐一騎手や
和田竜二騎手らがいる。同年3月10日の中京2Rで
タニノレセプションに騎乗して初勝利(8戦目)。同年8月4日の小倉4Rで落馬し、脳挫傷で意識不明の重体に陥ったが、翌年復帰し、
タケイチケントウで97年小倉3歳S(GIII)を制して重賞初制覇を飾った。また
ビッグテーストで03年
中山グランドジャンプ(JGI)、
オースミコスモで03年
関屋記念(GIII)を制すなどの活躍を見せた。しかし04年8月28日の小倉9R・豊国ジャンプSで再び落馬。脳挫傷、外傷性くも膜下出血、頭蓋内血腫と診断され、一時は意識不明となったが、その後、復帰へ向けて懸命なリハビリを行っていた。通算成績1503戦82勝(うち障害181戦15勝、重賞3勝)。