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オーシャンS、アイルラヴァゲインが重賞初制覇

  • 2007年03月03日(土) 15時40分
 3日、中山競馬場で行われたオーシャンS(4歳上、GIII・芝1200m)は、松岡正海騎手騎乗の1番人気アイルラヴァゲイン(牡5、美浦・手塚貴久厩舎)が好位の内から直線で抜け出し、10番人気サチノスイーティーに3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分08秒2(良)。さらにハナ差の3着には11番人気シルヴァーゼットが入った。

 勝ったアイルラヴァゲインは、父エルコンドルパサー、母はJRA3勝のトキオリアリティー(その父Meadowlake)という血統。02年セレクトセールにて3400万円で落札されている。04年7月のデビュー戦(新潟・芝1400m)を制すと、3戦目のクリスマスローズS(OP)で2勝目。マーガレットS(OP)勝ちから臨んだ05年NHKマイルC(GI)でも3着に好走した。しかし05年京成杯オータムH(GIII)、06年シルクロードS(GIII)、ともに1番人気で敗れるなど、重賞で惜敗が続いていた。今年1月のサンライズS(1600万下)では58.5kgのトップハンデを背負って快勝したものの、初ダートとなった前走のすばるS(OP)は1番人気で7着だった。通算成績16戦5勝(重賞1勝)。

 鞍上の松岡正海騎手は、サンツェッペリンで制した京成杯(GIII)に続く今年のJRA重賞2勝目で通算5勝目。管理する手塚貴久調教師は、コンラッドで制した05年ラジオたんぱ賞(GIII)以来のJRA重賞3勝目となった。

 また、エルコンドルパサー産駒の重賞制覇はビッググラス根岸S(GIII)、ヴァーミリアン川崎記念(交流GI)、トウカイトリックダイヤモンドS(GIII)に続き、中央地方合わせて今年4勝目となった。

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