4日、中山競馬場で行われた
弥生賞(3歳、GII・芝2000m)は、
武豊騎手騎乗の1番人気
アドマイヤオーラ(牡3、栗東・松田博資厩舎)が、中団追走から徐々に進出し、直線で馬場の真ん中を伸びると、外から差してきた6番人気
ココナッツパンチの追撃をクビ差抑え優勝した。勝ちタイムは2分00秒5(良)。さらに1.3/4馬身差の3着に2番人気
ドリームジャーニーが入った。なお、上位3頭には
皐月賞(GI)の優先出走権が与えられる。
勝った
アドマイヤオーラは
父アグネスタキオン、母が95年阪神3歳牝馬S(GI)を制した
ビワハイジ(
その父Caerleon)という血統。半兄に05年
京成杯(GIII)を制した
アドマイヤジャパン(
父サンデーサイレンス)がいる。
昨年11月4日の新馬(京都・芝1600m)で勝ち上がり、続く
中京2歳S(OP・芝1800m)は
ダイワスカーレットからの2着に敗れたが、前走の
シンザン記念(GIII)で
ダイワスカーレットを2着に負かし、初重賞制覇を飾っていた。通算成績4戦3勝(重賞2勝)。
鞍上の
武豊騎手は96年
ダンスインザダーク、97年
ランニングゲイル、98年
スペシャルウィーク、05年
ディープインパクト、06年
アドマイヤムーンに続く3年連続6回目の同レース制覇。
JRA重賞は
京都記念(GII、
アドマイヤムーン)に続く今年3勝目、通算239勝目。管理する松田博資調教師は昨年の
アドマイヤムーンに続くこのレース2連覇で、
JRA重賞は
京都記念(GII、
アドマイヤムーン)に続く今年3勝目、通算38勝目。
なお、同馬の
父アグネスタキオンは01年の同レース勝ち馬で、
弥生賞父仔制覇となった。また、勝ちタイムの2分00秒5は93年
ウイニングチケットに次ぎ、04年
コスモバルクに並ぶ歴代2番目の好タイム。