現地時間27日、31日に行われるドバイワールドカップデイ各競走に出走予定の日本馬関係者によるコメントが届いた。コメントは以下の通り。

◆ヴァーミリアン(石坂正調教師)
　明日、追い切り(単走を予定)をする予定なので、気持を乗せるために今日は大きめのキャンターをした。前向きな走りをしているし、状態は良さそう。(出走馬が8頭になったことについて)展開にまぎれがなさそうなので歓迎だ。前回、ドバイに来たときに馬場を見たが、時計が速くなりそうな馬場だったのでヴァーミリアンに合うのでは。

◆ダイワメジャー(上原調教師)
　元気そうな走りで、雰囲気もよかった。予定通りにきているなという印象だ。以前ドバイに来たときは、日本の芝に似ていると感じた。先行有利なようだし、少しボコボコしている。メジャーには合っているのではないだろうか。13枠は、真ん中よりも外と、理想的なところだと思っている。明日は単走で安藤騎手に乗ってもらう予定。ドバイにきてから、少し楽をさせているので、終いをきっちりで、強めの追い切りをするつもりだ。

◆アドマイヤムーン(松田博資調教師)
　かなり、落ち着きがあるな。それも、ぼんやりしているのではなく、いい感じに仕上がっているように見える。ゲートの悪い馬なので、(レースでは)後ろから行くことになると思っている。だから、最初から枠は気にしていなかった。

◆ポップロック(岸本助手)
　輸送に強い馬ではないので、ドバイに到着してからは無理をさせないようにした。いつもなら、体調が戻ってくるのに時間のかかる馬だが、時間がたったので、だいぶ戻ってきている。
※明日はダートでの追い切りを予定。

◆アグネスジェダイ(渡辺助手)
　1回使って、明らかに馬が変わった。もとから、ピリピリしたところのある馬なので、環境に慣れさせようと前哨戦に使ったのは正解だったよ。冬毛が抜けたことで、馬体にも張りが出てきた。

◆シーキングザベスト(渡辺助手)
　輸送はうまくいったと思う。少し細く見えるが、気にはならない程度。明日はコースでの追い切りになると思う。

◆ビクトリーテツニー(渡辺助手)
　前走を使って、グンと良くなっている。今は、馬体も精神面もいい状態。やはり、前回は3歳馬だけに、環境の変化などに戸惑ったのだろう。

◆フサイチリシャール(松田巧助手)
　今日はシーキングザベストと一緒に馬場入りをした。わりと落ち着いていたし、状態も良く問題ない。日に日に良くなっているし、馬場も合っていると感じる。明日は安藤騎手で追い切り予定。