9日午後9時、北海道安平町のノーザンファームで繋養されていた97年
桜花賞馬
キョウエイマーチ(牝13)が、出産時における大腸変位のため死亡したことがわかった。
キョウエイマーチは
父ダンシングブレーヴ、
母インターシャルマン(
その父ブレイヴェストローマン)という血統。96年11月にデビューし、97年4歳牝馬特別・西(GII)で重賞初制覇を果たすと、続く
桜花賞(GI)も
メジロドーベルに4馬身差をつけ圧勝。その後も97年
ローズS(GII)、99年
阪急杯(GIII)、00年
京都金杯(GIII)を制し、97年
秋華賞(GI)2着、97年
マイルCS(GI)2着、99年
南部杯(交流GI)2着などGI戦線でも活躍。00年
マイラーズC(GII)6着を最後に引退した。通算成績28戦8勝(うち地方2戦0勝、重賞5勝)。
01年に繁殖入り。初仔の
ヴィートマルシェ(牝5、美浦・小島太厩舎、
フレンチデピュティ)が1勝を挙げており、2番仔
ヴィートヴァンクル(牡4、
父ブライアンズタイム)は現在、大井・赤間清松厩舎に所属し未勝利。1歳に
スペシャルウィーク産駒の牡馬、8日に生まれた当歳に
ネオユニヴァース産駒の牡馬がいる。