12日、東京競馬場で行われた京王杯ス
プリングC(4歳上、GII・芝1400m)は、
福永祐一騎手騎乗の5番人気
エイシンドーバー(牡5、栗東・
小崎憲厩舎)が中団追走から直線で伸び、同じく外から伸びた9番人気
シンボリエスケープをクビ差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分20秒0(良)のレコード。さらにクビ差の3着には3番人気
オレハマッテルゼが入った。1番人気の
プリサイスマシーンは9着。
勝った
エイシンドーバーは、
父Victory Gallop、
母エイシンジョージア(
その父Kris S.)という血統の米国産馬。これまで
小倉大賞典(GIII)2年連続2着など勝ち切れないレースが続いていたが、
プリサイスマシーンと1着同着となった今年2月の
阪急杯(GIII)で念願の重賞勝ちを果たした。これが2月で引退した湯浅三郎元調教師にとって現役最後の勝利となり、3月から現厩舎に転厩していた。通算成績19戦7勝(重賞2勝)。
鞍上の
福永祐一騎手は、
フサイチリシャールで制した昨年の
阪神C(GII)以来の
JRA重賞制覇で通算59勝目。管理する
小崎憲調教師は、今年3月の開業から2か月での重賞初制覇となった。