27日、東京競馬場で行われた
目黒記念(3歳上、GII・芝2500m)は、
武豊騎手騎乗の1番人気
ポップロック(牡6、栗東・角居勝彦厩舎)が直線で最内から抜け出し、大外から強襲した4番人気
ココナッツパンチをクビ差抑えて優勝した。勝ちタイムは2分31秒4(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には6番人気
アドマイヤフジが入った。
勝った
ポップロックは、
父エリシオ、母が
JRA3勝の
ポップス(
その父サンデーサイレンス)という血統。昨年4月の500万下から4連勝で
目黒記念を制して重賞初制覇。秋には豪州に遠征し、
コーフィールドC(豪G1)7着の後に出走した
メルボルンC(豪G1)では、
デルタブルースの2着に入って日本馬ワンツーを演出した。帰国初戦となった
有馬記念(GI)では
ディープインパクトの2着に入り、続く
京都記念(GII)でも2着。前走は
ドバイシーマクラシック(首G1)6着だった。今回の勝利は昨年の同レース以来1年ぶり。通算成績24戦7勝(うち海外3戦0勝、重賞2勝)。
鞍上の
武豊騎手は
スズカフェニックスで制した
高松宮記念(GI)に続く
JRA重賞制覇で今年7勝目、通算243勝目。管理する角居勝彦調教師は
ウオッカで制したこの日の
日本ダービー(GI)に続く今年の
JRA重賞5勝目で、通算20勝目となった。