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種牡馬引退のメジロライアンが里帰り

  • 2007年07月04日(水) 22時00分
 内国産種牡馬として活躍したメジロライアン(牡20)が4日、種牡馬として過ごした新ひだか町アロースタッドを退厩。生まれ故郷の洞爺湖町・メジロ牧場へ移動した。今後は功労馬として同牧場で過ごすことになる。

 メジロライアン父アンバーシャダイ、母はJRA3勝のメジロチェイサー(その父メジロサンマン)。半姉にメジロフルマー(日経賞-GII、目黒記念-GII、父ロンバード)、メジロアニタ(京都大障害・春、父メジロエスパーダ)がいる血統。

 90年弥生賞(GII)で重賞初制覇。皐月賞(GI)3着、日本ダービー(GI)2着、菊花賞(GI)3着とクラシックレースには勝てなかったが、91年宝塚記念(GI)を制すなど通算19戦7勝(重賞4勝)の成績を残した。

 引退後、総額2億4000万円のシンジケートが組まれ、93年から新ひだか町のアロースタッドで種牡馬入り。初年度産駒から97年オークス(GI)などGI・5勝のメジロドーベル、98年天皇賞・春(GI)を制したメジロブライトを出し、その後もトーホウドリーム(大阪杯-GII)、スキップジャック(京王杯2歳S-GII)などの重賞勝ち馬を送り出した。

 しかし、近年では受胎率が低下。昨年の種付シーズン終了後に種牡馬シンジケートが解散され、今シーズンはメジロ牧場の個人所有種牡馬として11頭の繁殖牝馬に配合していた。

 なお、8月5日にはデビューの地・函館競馬場のパドックでファンの前に姿を見せる予定。

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