11日、
大井競馬場で行われた南関東クラシック3冠の最終戦・
ジャパンダートダービー(3歳、交流GI・ダート2000m、1着賞金5000万円)は、2番手を追走した
今野忠成騎手騎乗の3番人気
フリオーソ(牡3、船橋・川島正行厩舎)が向正面先頭から直線に向くと後続を突き放し、2番人気
アンパサンドに2.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分02秒9(不良)のレースレコード。さらに4馬身差の3着に圧倒的1番人気(単勝1.5倍)の
ロングプライドが入った。
勝った
フリオーソは
父ブライアンズタイム、
母ファーザ(その父Mr.Prospector)という血統。昨年7月のデビューから2連勝し、
全日本2歳優駿(交流GI)で重賞初制覇。今年は
JRAの芝重賞に2度挑戦していずれも大敗し、南関東クラシックでは
羽田盃(南関東G1)3着、
東京ダービー(南関東G1)2着と、いずれもタイム差なしの惜敗が続いていた。通算成績9戦4勝(うち
JRA2戦0勝、重賞2勝)。
鞍上の
今野忠成騎手、管理する川島正行調教師ともにこのレース初勝利。地方所属馬の勝利は99年
オリオンザサンクス(大井)、01年
トーシンブリザード(船橋)に続く史上3頭目(全9回)となった。