千葉県印旛郡のJBBA日本軽種馬協会下総種馬場が繋養種牡馬の退厩に伴い、45年の歴史に幕を閉じた。
同場は、下総御料牧場の跡地に建てられた三里塚種馬場を前身とし、62年最優秀4歳牡馬
フエアーウイン、63年
年度代表馬メイズイの父を出した
ゲイタイム(1949、
父Rockefella)と67、70年の
年度代表馬スピードシンボリの父として知られる
ロイヤルチャレンヂャー(1951、
父Royal Charger)の2頭で62年から種付業務をスタートさせた。
70年には成田空港の建設に伴い、現在の場所へ移転し、名称を現在の下総種馬場に変更。その後もセダン(1955、父Prince Bio)、
ノノアルコ(1971、
父Nearctic)、
ピットカーン(1971、
父Petingo)、
ウォロー(1973、
父Wolver Hollow)、
ロイヤルスキー(1974、
父Raja Baba)、
カツラノハイセイコ(1976、
父ハイセイコー)、
ノーパスノーセール(1982、
父Northfields)、
ムクター(1982、
父Nishapour)、
ファストトパーズ(1983、
父Far North)、
イシノサンデー(1993、
父サンデーサイレンス)などが繋養されてきた。
今年は
ロドリゴデトリアーノ(牡18、
父El Gran Senor)と
ヒシアケボノ(牡15、
父Woodman)の2頭体制でスタート。種付けシーズン終了後に前者は栃木県のJBBA那須種馬場へ、後者は茨城県の東京大学農学部付属牧場へすでに移動している。