現地時間16日、仏・ロンシャン競馬場で
凱旋門賞の前哨戦となるフォワ賞(4歳上牡牝、仏G2・芝2400m、5頭立て)が行われ、S.パスキエ騎手騎乗の1番人気マンデュロ
Manduro(牡5、仏・A.ファーブル厩舎)が、好位から直線で抜け出し、最後方からレースを進めたマンデシャ
Mandeshaに2.1/2馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは2分28秒80(良)。さらに3馬身差の3着に
ドラゴンダンサー Dragon Dancerが入った。
しかし勝ったマンデュロはレース後の診断で後脚の故障が判明。骨折の可能性が高く、予定していた
凱旋門賞出走は難しい状況となった。
同馬は
父Monsun、
母Mandellicht(
その父Be My Guest)という血統の独国産馬。半姉に03年独
オークス(独G1)3着の
マンデラ Mandela(
父Acatenango)がいる。
04年9月にデビュー。今年のイスパーン賞(仏G1・芝1850m)でG1初制覇を果たすと、
プリンスオブウェールズS(英G1・芝10f)では
ディラントーマス Dylan Thomas以下を抑えてG1連勝。続く前走の
ジャックルマロワ賞(仏G1・芝1600m)も制すなど、ここまでG1・3勝を含む4連勝中だった。通算成績18戦10勝(重賞8勝)。