30日、
盛岡競馬場で行われた
OROカップ(地方全国交流、芝1700m、1着賞金600万円)は、
五十嵐冬樹騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.1倍)
コスモバルク(牡6、北海道・田部和則厩舎)が、好位追走から4角で先頭に立つと、直線に向いてリードを広げ、2番人気
ボスアミーゴに4馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分45秒0(良)。さらに3/4馬身差の3着には3番人気
オグリホットが入った。
勝った
コスモバルクは、
父ザグレブ、
母イセノトウショウ(
その父トウショウボーイ)という血統。ホッカイドウ競馬所属として2歳時から
JRAの芝戦線で活躍し、04年
弥生賞(GII)、04年
セントライト記念(GII)を制すなど、同年のクラシック戦線で好走。昨年は
シンガポール航空国際C(星G1)を制し、史上初となる地方所属馬による海外G1制覇という快挙を成し遂げた。前走、3年ぶりの地元での出走となった
瑞穂賞(旭川・ダート2100m)は3着に敗れており、今回が昨年の
シンガポール以来の勝利となった。通算成績33戦9勝(うち
JRA23戦4勝、海外3戦1勝、重賞6勝)。