9日、
金沢競馬場で行われた
白山大賞典(3歳上、ダート2100m)は、
加藤和義騎手騎乗の1番人気
ビッグドン(牡7、金沢・
加藤和宏厩舎)が、好位追走から2周目向正面で一気に先頭に立つと、徐々にリードを広げ、2番人気
マヤノオスカーに5馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは2分16秒3(重)。さらにクビ差の3着には3番人気
サムソンリンリンが入った。
勝った
ビッグドンは、
父ブライアンズタイム、母が
JRA4勝の
ドラゴンリリー(
その父イブンベイ)。半弟に今年の
根岸S(GIII)を勝った
ビッググラス(牡6、栗東・
中尾秀正厩舎、
父エルコンドルパサー)がいる血統。
JRAで6勝を挙げ、06年6月に金沢に移籍。これまでに06年百万石賞(金沢)、06年北國王冠(金沢)、07年百万石賞などを制しており、昨年の
白山大賞典(交流GIII)では
レマーズガールの2着に入っている。前走は
帝王賞(交流GI)に遠征して8着だった。通算成績55戦13勝(うち
JRA37戦6勝、重賞4勝)。
なお、このレースは交流GIIIとして行われる予定だったが、馬インフルエンザの発生の影響により金沢所属馬限定の重賞となり、1着賞金も2500万円から400万円に減額されている。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。